作品名:思考の整理学
作者名:外山滋比古
出版社:ちくま文庫

レビュー
東大、京大で一番売れた本!
そんな文句が付いた書物です。

『頭の良い人間御用たちの本だから、
さぞ難しいことが書いてあるんだろうな』

そんなことを思う人は多いでしょう。

しかし、そんなことはありません。

いくつかの章に分かれていて、
さらに章もいくつかの項目に分かれているのですが、
その一項目が非常に短く、読むのが遅くとも、10分あれば一項目読み終わってしまいます。

全体としても200ページ程度なので、比較的薄いです。

でも、内容はしっかりしています。

堅苦しい表現はなく、
万人が読めるようにできています。

大雑把に内容を説明すると、アイディア創造の方法論です。

世の中の人間は、
アイディアを生み出すことによって生計を立てている人が大半ですし、
生計とまでは行かなくても、
発想によって困難を切り抜けたりするのは良くあることだと思います。

そういったアイディアはどのようにして生むのか、
というのを一冊の本にまとめてあります。

既知のこともありましたが、
これを読むことにより、既知の事実が保証されたような気がします。

私はこれをブックオフで300円程度で購入しましたが、
新盤を買っても600円弱なので、安い買い物です。

新しい発想の仕方を身に付けたい人は、是非ごらんあれ!



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