作品名:まる子だった
作者名:さくらももこ
出版社:集英社文庫

レビュー
言わずと知れた、お茶の間のアニメ、『ちびまる子ちゃん』の作者、
さくらももこさんのエッセイ。

まるちゃん自体が作者の小学生時代の自伝で、
痛快と言うか、目の付け所が斬新で非常に面白い作品です。

この作品も、その斬新さを引き継いでいます。

私は、この作品に何度も笑かされました。
しかも声を上げて(笑)

文章も非常にシンプルでかつ、想像が簡単なようにできているので、
かなり読みやすいです。

さらに、ショートショートの体裁(?)なので、
一つ一つの話が短いです。

なので、読書が苦手な人にもおすすめです。
もちろん、読書暦が長い方が読んでみても面白いと思います。

さらに表紙も凝っていて、
フェルトで作られた、かわいらしいデザインになっています。

あとがきに書いてあるのですが、
作者はこれを3時間程で完成させたそうです。

絵は描けるが工作はまた違う、なんて描かれていますが、
工作の方も上手なようです。

そんな、かわいらしさ、斬新さ、
そして、”人の心を魅了する何か”を詰め合わせたエッセイを、
是非ご覧ください!



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